日蓮宗布教研修所で講義(松戸市 本土寺内)28.10.31
あれは平成8年
何も分らぬまま入所した布教研修所。あれから早20年。
まさか、自分が20年後に研修所で講義をすることになるとは夢にも思わず・・・。
内容は置いといて、私が常に次世代の同志に言いたいことは、
「常に自らあらゆる分野を探究し、根拠を調べ、真実を見つけ、その真実に僧侶としてどう挑むのか」
という信念を常に心に持っていてほしいということ。
そうそれは、宗祖日蓮大聖人がそうであったように。
撰時抄
『それ仏法を学(がく)せん 法は必ず先(ま)づ時をならうべし。』
その時代その時代の人々には、その国の情勢、それを生み出した過去の歴史などあらゆる分野が影響している。
人々を救済する立場にある僧侶は、当然、あらゆる分野の真実を知っていなければならない。
僧侶が、メディアの情報だけで「時」を判断していてはならない。
自ら、真実を追い求めて探究し続けなければ・・・。
日蓮聖人はそう語られている。
またどこかで再会し、僧侶道・菩薩道について語り合えたら幸せだ。
残り一か月、悔いのない修行をして故郷に帰還されんことを。
合掌